オ・コウレル同様、オス・アンカレスもガリシアの中で動植物が保護されている地域です。キツネ、イノシシ、オオカミ、ノロジカ、鳥類、さらにクマなども生息しています。ハイキングコースがあるので、ハイキングを始める前には、自然センターでインフォメーションをもらっておきましょう。

雪が滑り落ちやすいように藁を屋根にひいた、パヨサと呼ばれる家をピオルネドなどの村で目にすることができます。これはローマ時代以前の建物で、ほんの数十年前まで実際に人が居住していました。ここではセイヨウヒイラギといったナラの原生樹林が育ち、冬には雪の間からその赤い実をのぞかせます。

ルゴ県バレイラにあるフラガ・ダ・マロンダでは、その多彩な景色に目を奪われます。

明確な標識があるので、橋、水車、穀倉などがある場所へ容易に行くことができます。水車と穀倉には、この地の建築スタイルが現れています。また、何百年も行き続けるこの森を通り、カンタブリア海へと通じるエオ川の上流もこの近くです。

ガリシア原生植物が集る深いこの森にはナラ、樺、クリ、オーク、セイヨウハシバミ、セイヨウヒイラギなどの木々が集っています。

この高い山を行けば、ガリシアでもめずらしいオークの森があります。この品種は乾燥した場所を好みます。魔女が住んでいた、といわれるこの森の秘密を探しに、森へ足を踏み入れてみませんか。

ベセレア市に位置するこの森は、その深さが特徴で、木々を抱きしめるコケや地衣類を目にすれば、この地の自然が人間の手で汚されていないことが感じられます。

アス・ノガイスにあるソウト・デ・アグエイラでは、樹齢100年以上のクリの木を目にすることができます。クリは実を食べるのはもちろん、家庭での自然治癒の材料として、昔から地元の人たちの生活の一部となっていました。

開いたイガグリの中から丸々と太ったおいしそうなクリが顔を現し、それらが地面一面を覆う秋が一番いい観光時期です。

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