ガリシアには、昔からどの角にも芸術が存在しています。ペトログリフ、ドルメン、カストロなどは古代文明の一片です。邸宅、穀倉、十字架のモニュメントなどに潜むミステリーを発見してみてください

邸宅の建築には石材が使われています。邸宅、道、修道院などを建設していた時代、それに従事していた石工職人たちは伝統的な技術を開発しました。広域にわたって広がったロマネスク様式寺院入り口の彫刻、コンポステラ大聖堂を手掛けた巨匠の作品、栄光の門、邸宅、教会のファザード、紋章、貴族家族の棺などを注目してみてください。あなた自身の手で、石の荒さと力強さを感じてみてください。

美術館や博物館が好きなのであれば、ここは最適な場所です。ガリシアには博物館の種類も豊富で、村にあるものもあれば町にあるものもあります。何かを学びたいから、ただ楽しみたいから、とその楽しみ方も様々です。ガリシアの各町には有名な美術館や博物館があります。航海の歴史が知りたいのなら、フェロルの海事博物館がいいでしょう。そこには航海道具のレプリカや航海図などがあります。また反対に絵画が好きなのであればコルーニャの美術館がお勧めです。20世紀のガリシア人画家たちの作品の数々を目にすることができます。サンティアゴ・デ・コンポステラでは、ガリシア民俗博物館の資料からガリシアの伝統や習慣を知ることができます。

ポンテベドラを散策するなら、歴史地区に複数あるポンテベドラ県博物館が楽しめます。ガリシアで最も重要な港のあるビゴには海の博物館があり、ガリシアと海の関係について知ることができます。 先史時代とローマ時代以降の生活についてはカンポ・ラメイロとサン・シブラオ・デ・ラス考古公園がお勧めです。カンポ・ラメイロでは、ペトログリフに描かれた岩絵を見ることができます。サン・シブラオ・デ・ラス考古公園では、カストロ文化について知ることができます。

モンフォルテ・デ・レモスにはモニュメントや芸術品が多々あります。ヌエストラ・セニョーラ・デ・ラ・アンティグア博物館はエル・グレコやアンドレア・デル・サルトなどの絵画を保有し、クラリーサス修道院の宗教芸術博物館には17世紀にレモス伯爵が所有していた重要なイタリアコレクションもあります。

また現代アートに興味があれば、ア・コルーニャにあるルイス・セオアネ財団、サンティアゴ・デ・コンポステラのガリシア現代アート美術館、ビゴ現代アート美術館などを訪れてみるのがいいでしょう。展示会では最新の作品がご覧いただけます。

建築もまたこの「文化のまち」の主役です。複数の建物で構成されているここは、ピーター・エイセンマンがデザインし、世界的にも画期的な建築物として有名です。様々な展示イベントや図書館、貯蔵本のあるガリシア博物館も必見です。

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