カンバドスは、アルバリーニョで有名なブドウがつくられるルートのスタート地点。

優雅な村カンバドスは、豪華な建物と漁師の伝統とが一緒になった場所です。原産地呼称リアス・バイシャスを有するこの地域のワインは、この近くで獲れる魚やシーフードと最高の相性です。

この村を訪れた時は、パセオ・デ・ラ・カルサダ、プリンシペ通りやパラドールを見学してみてください。過ごしやすい気候とおいしい料理が楽しめるこの町は、夏季には観光客でいっぱいになります。アルバリーニョのワイン祭りは国の重要観光祭礼に指定される、スペインで最も古いお祭りの一つです。夏のガリシアでは欠かせないお祭りで、各スタンドでは様々なワイナリーのワインを試飲することができます。

この地域の海岸からはア・トシャ島とアロウサ島が望めます。ふたつの島の間と沿岸にはバーやレストランがあり、近くの養殖場で獲れるムール貝とカキのそのおいしさは格別です。ガリシアの入り江の自然環境の良さが、世界的に注目されるシーフードの質の秘密です。

フェフィニャンス邸は、ガリシア荘園建築の良い例のひとつです。サン・ベニート教会の隣にあるこの邸宅は16世紀から建築が開始され、芸術要素が加えられた建物です。

中庭には子爵フェフィニャンスと公爵フィゲロアの紋章があります。L形の建物の広場には塔があり、またこの地域でも一番古い1904年建造のワイナリーもあります。ワイン畑めぐりや庭を散歩することもできます。何百年も昔から育っているツゲ属の原生植物を肌で感じてみてください。

民俗学・ワイン博物館では、カンバドスにあるサルネス地域でのワイン造りの歴史と方法が学べます。近くには墓地がある聖マリーニャ・ドソ教会の遺跡が残っています。サン・トメ漁村を過ぎると、中世に建てられた聖サドゥルニニョ塔の遺跡があるフィゲイラ島へと続く橋があります。

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