これはコルーニャ県にあるフェロルからルゴ県のビベイロまでの旅です。このルートには、大西洋の厳しい荒波に打たれる最北の海岸が含まれます。
この土地の一部となっている迷信と伝説。自然に存在するものの治癒力、キリスト教・非キリスト教の精神的な信仰心が融合している土地です。願いを成就するため、聖人に祈るため、そしてその素晴らしい景色を展望するため、毎年たくさんの信者たちが次の3つの聖地を訪れます。 フェロルではア・マダレナ地区の散歩がお勧めです。ここでは啓蒙時代、軍事基地の建設で花開いたこの町の工業的、そして漁業的な両面を目にすることができます。
一つ目の聖地はチャマロ教会です。教会の聖母の像に対する漁師たちの信仰が、この名前に現れています。というのは、船が難破するときに漁師たちが神からの救いの手を待ち望みながら「シャ・モロ（もう死ぬ！）」と叫んだことからこの教会の名前がついたそうです。まずはこの聖母の前で一つ目の願い事をしましょう。
海岸沿いに進むと、コバス、バルドビニョ、パンティン、ビラルベのビーチがあります。一年を通して散歩でき、サーファーたちに人気のビーチです。
聖アンドレ・デ・テイシドに関する言い伝えで、「生前一度も訪れていないものは、死後に三度訪れる」というものがあります。巡礼者たちは自然海浜に囲まれた景色の中、聖地を目指して50キロ歩きます。この聖人の信仰に関する儀式はさまざまあります。18世紀の教会で、二つ目の願い事をするのを忘れないでください。 セデイラへの途中にあるセラ・ダ・カペラダではヨーロッパで一番高い崖から大西洋を一望できます。ここの日の入りは言葉に表せないほど美しいもの。近くの村では新鮮なマテ貝やカメノテを味わえます。
世界で一番素晴らしい景色はどこで見られると思いますか？それは、ロイバにあるベンチから見ることができます。ベンチに座って深呼吸して顔に風を感じながら、長く続く入り江とオルテガル岬、エスタカ・デ・バレスを望んでみてください。
三つ目の願い事は、ビベイロ修道院にある聖母ルルデスの洞窟の前ですることができます。
