このルートはオウレンセ県のエスゴスから始まり、同県中部に位置するオ・ボロで終わるルートです。

これらの険しい山は、その昔に数多くいた隠遁生活者たちには最適な場所でした。ゆっくりとした時間が流れる山には、歴史を伝えてくれる建築物の遺跡が転々としています。

最初の目的地は、サン・ペドロ・デ・ロカスです。リベイラ・サクラの中心に位置し、昔からのブドウ畑がたくさんある場所です。ガリシアでキリスト教が発展したのはこの修道院からでした。その内部には、世界で唯一のローマ時代の世界地図が残っており、聖地を示した世界地図と呼ばれています。

6世紀のものである修道院には、岩を掘って造られた3つの礼拝堂があります。またそこにある棺は、私たちを過去の時代にタイムスリップさせてくれます。まるで遠く離れた時代に生きた人たちの寂しさを感じることができるようです。近くにはイボやしわを治してくれるとされる自然の湧き水があります。

リベイラ・サクラにあるセントロ・デ・インタープレタシオンでは、この地域の昔の慣わしや仕事、地域で造られるワインについて学ぶことができます。

その近くにサンタ・マリア・デ・モンテデラモ修道院があります。修道院の正面入り口にはここを建設した修道士の像があります。プロセシオナル回廊とオスペダリア回廊は必見です。 その先にはオス・レメディオス教会が建つカストロ・カルデラスや宗教芸術美術館があります。村の高台には600年以上も前に建てられた古城もそびえています。村には民俗学センターがあり、当時の人々の生活風景を理解することができます。

ビベイ川にはトラヤヌス皇帝によって造られたローマ時代の橋がかかっています。23メートルの橋を渡るとトリベス村へと入っていきます。

オ・ボロにはエルミダス教会があり、羊飼いの子どもたちが洞窟で発見したとされる聖母の像があります。この素晴らしい建物のファザードは18世紀に岩を掘って建設されました。聖週間の間は、お祭りで人がにぎわいます。

オ・バルコに向かう途中、バルデオラスには一面にブドウ畑が広がります。サン・ミゲル教会と修道院のあるシャゴアサが近くにあります。

サン・ミゲル教会はローマ時代の建物で、16世紀の外壁が保存されています。修道院はその後、18世紀に建てられました。

その1階のワイナリーでワインの試飲をしたり、2階では木造の回廊を見学したりすることができます。

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