ガリシアで最も伝統のあるお祭りといえば、ガリシア語でエントロイド、つまりカーニバルです。独裁政権時は禁止されていた非キリスト教で見学者参加型のこのお祭りは、人々によって何世紀もの間守られてきました。

村や町のいたるところで、みんなで楽しめるこのお祭り。ただ仮装して、音楽に体を委ねればいいだけです。この時期にはおいしいコシドやフィジョア、オレイヤスと呼ばれるお菓子を食べて疲れを回復できます。.

オウレンセはこの伝統が一番残っている地域です。ここはエントロイドのトライアングルと呼ばれ、シンソ・デ・リミア、ベリン、そしてラサではパンタージャス、シガロン、ペリケイロと呼ばれる仮面をつけ、伝統的な手縫いの服を着た人たちが道いっぱいに広がり、見学者たちと混ざり合います。オウレンセにあるマンサネダ、ビアナ・ド・ボロ、それにビラリニョ・ド・コンソなどといった村でもまた違ったカーニバルが楽しめます。

ポンテベドラ県のコブレスでも、18世紀の書物に記されているカーニバルのお祭りがあります。ダンスと遊びを主とするお祭りで、貴婦人と紳士の服装を身にまとい、上流階級の人々のように振舞うお祭りです。 壮健豪華に装飾された軍服を着る、シェネライス・ダ・ウッヤのお祭りも特徴的です。

他の町でもカーニバルのお祭りは開催されます。ア・コルーニャ、オウレンセ、ポンテベドラでは数日にわたってカーニバルがあり、町は仮装した人たちで賑わいます。また、陽気な音楽も夜明けまで楽しめます。

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